「大丈夫」という言葉
なあくんが自閉症だと聞かされてから今日に至るまで
たくさんの人の前で母は泣いてきてしまいました。
病院で、市役所で、児童相談所で、親の会で、もちろん家族の前でも…
「頑張って!」
そればかり言われてきました。
その言葉に反発すら感じていました。
そんな時、「大丈夫」という言葉に出会いました。
なあくんが自閉症だということを初めて保育所の先生に話したとき。
私が涙で話せなくなってしまったら、
「大丈夫だよ!なあくんいい子だもん」と。
そんな言葉をかけられたのは初めてでした。
「普通じゃなくていい」「特別でも大丈夫」
こんなにも「大丈夫」という言葉が印象に残ったことはありませんでした。
この言葉がきっかけで、少しずつだけど前に踏み出せたのかなと思います。
そう言ってくれたのは、去年のなあくんの担任の先生。
だから母は安心して預けられています。
その先生に先日言われました。
「お母さん、すっごく素敵な笑顔してるよ!」
「だからなあくんも安定してるじゃん。」と。
ありがと、先生。
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